風刺画を読み解くのは謎解きに近い!頭の体操におすすめ!
こんにちは、おたけです。
昨今、謎解きがブームとなっていますよね。以前から「これって謎解きの原点なんじゃないか」と思っているものがありまして
それが、風刺画です。
世の中の情勢を、皮肉や滑稽さ、ブラックユーモアを交えて絵にしたものです。みなさんも、中学、高校の教科書で見たことがあるかと思います。最近ですと、バンクシーの作品もブラックユーモアを交えた社会風刺ですので、そういったところで馴染みがあると思います。
風刺画が謎解きに近いと思う理由
風刺画がなぜ謎解きに近いかというと、伝えたいことをダイレクトに伝えるのではなく、読者を立ち止まらせ、考えさせるようにできているからだと考えます。
例えば、当時の各国の力関係を人間の大きさで表現したり、日本というアイデンティティを侍や、日本刀、着物、ちょんまげなどを介して表現しています。あえて遠回しに表現をすることによって、問題を定義し、読んだ人の心に、強く印象付ける効果があります。
ユーモアを交えると、直接的な表現よりマイルドになったり、浸透しやすくなるそうです。昔の人たちは経験的にそのことを理解してたのかもしれません。
唯一謎解きと違う点は、読み手に問題提起することができるという点だと思います。本人も気づいていなかった問題を浮き彫りにして、共感を得たり、庶民の声を代弁する。明治時代の大きい新聞社は、政府の顔色を窺い、問題提起をしないといったこともあるなか、風刺雑誌は風刺画を通して問題提起をしていたそうです。
これって、昔に限らず今の時代でも風刺画の役割は変わらないと思います。風刺画の全てが真実を表している訳ではないですが、庶民の声を代弁している点はとても魅力的です。バンクシーの作品が人を惹きつける理由が分かります。
風刺画は頭の体操におすすめ!
なぜ、頭の体操になるかというと、ブラックユーモアを理解すること自体、頭を使うからです。
そして、ブラックユーモアを好む人は、頭がよいという研究もあり、ブラックユーモアを使っている人や作品を見ることで、脳の機能を向上させているそうです。
言われてみれば、職場でも皮肉が上手い人って頭が良かったりするので、合点がいきます。
おすすめの作品集
私が実際に読んだ作品集でおすすめを紹介します。
こちらは、日本の幕末から第二次世界大戦末期に描かれた風刺画集です。世界から日本はどう見られているかというテーマで、各国の理想と現実みたいなものが、忠実に表現されていてとても面白いです。
2つ目は、バンクシーの作品集です。ブルータスの特集で、作品ごとに解説がついているので理解しやすく、バンクシーを深く知ることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
風刺画は、謎解きゲームのような感覚で見ることができるので、ぜひ謎解き好きな方にも読んでいただきたいです。
それでは!!
追伸
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