【悔しいけど否めないあなたへ】仕事が遅いと言われた時の改善方法
仕事中に急いでやっているつもりでも、「もうちょっと作業スピードを上げようか?」と上司に言われる。
「うるせぇよ」と心の中で思いつつ、確かに仕事が遅いのは自覚はしている。
どうすれば仕事が遅いのを改善できるのかな?
仕事が遅いと言われた方は1度は、このような経験はないでしょうか?
私も新人から3年目頃までは良く言われていました。今、社会人8年目を迎える訳ですが、試行錯誤の中で見出した考え方や方法で効果が大きかったものや、気づきを実体験ベースで解説していきます。
簡単に、私の経歴ですが、転職1回、人事異動を1回経験しており、このうち2年間は年収1000万を超える上司のもとで、効率化のノウハウをたくさん学びました。
ちなみに、この上司は効率化の鬼と呼ばれていました。
それでは行きましょう!!
目次
仕事が遅いと言われた時の改善策の前に、まず知っておくべきこと。
これだけ先に言わせていただきたいのですが、
そもそも仕事が早いことはいいことなのか?
仕事が早いと収益が最大化したり、サービスを待っている人にストレスを与えなかったり、人からの信頼を築けたりと、たくさんメリットがあります。
ただし、メリットが発揮されるのはデメリットを押さえていることが条件だと私は考えます。
そのデメリットとは、スピードを上げるとどうしてもミスが増えるということです。
訓練されたベテランでもスピードを上げるとミスの確率が上がります。
みなさんもご存知だと思うのですが、自動車学校で習う「追い越し車線の話」を覚えていますか?
目的地まで追い越し車線を使って進んだ場合と、使わなかった場合で10分しか速くならなかったという話です。
この理論は、仕事でも結構当てはまっていると思います。
というのは、作業スピードを上げてもミスを重ねると、トータルでは思ったより時間が短くなっていなかったいうことが往々にしてあります。
さらに厄介なのが、遅いと言った本人は、自分のスピードを基準として、早いか遅いかを判断している場合があります。
本当に仕事が早く終わるかどうかを検証せず、感覚だけで仕事が遅いと言うことがありますので、ちゃんと吟味して意見をききましょう。
仕事が遅いと言われる方への改善策5つ
次に具体的な、仕事が遅いと言われたときの改善策を紹介します。
- 完璧は求めず、70点くらいの出来でこなしていく
- 大変なときは素直に人の力を借りる勇気を持つ
- スピードを上げまくるより、1発で終わらしていく
- 作業スピードよりも、作業前後の時間に目を向ける
- ロッカー、机の上を整理整頓する
完璧は求めず、70点くらいの出来でこなしていく
完璧を求めず、70点くらいの点数がつくくらいの質でコンスタントにこなしていくと早く終わります。
そして、少し肩の力を抜いたくらいでやった方が意外と80点以上の仕事ができたりします。
なぜなら、視野が広くなっているからです。
はっとさせられたエピソードを1つ。
私は医療職なのですが、医療画像を診てどこに病気があるのかをレポートに書く放射線科の先生がいます。
その先生が、「今日はやるぞ!!」と気合いを入れてやるときよりも、「今日もやるか」くらい淡々とやる時の方が調子がいいと言っていました。
これは、リラックス状態であるが故に視野が広くなっているからだと考えます。
かといって緊張感を0にするということでもなく、適度な緊張もミスを起こさないための要素になるので、緊張も感じつつ、適度に肩の力を抜いてやるというのがおすすめです。
私も、これを意識するようになってから自分を俯瞰して見れるようになり、凡ミスがかなり減りました。意識を変えるだけなのですが効果は大きいので、ぜひお試しください。
大変なときは素直に人の力を借りる勇気を持つ
仕事が重なったり、繁忙期の時に、人に力を借りると申し訳ないなと思ったりしてそのまま1人でやって時間がすごくかかった経験はないでしょうか?
そういうときは素直に、人の力を借りたほうがいいと思います。
なぜなら、忙しいときは、失敗する確率が上がるからです。
とはいえ、人の手を借りるのを申し訳ないなと思うことがあるかと思います。
そういう時は、日頃から先手を打っておくことが重要になります。
自ら進んで仕事を請けおったり、手が必要なところに率先して声をかけるなどです。
この先手の効果がかなり大きいです。
特に、仕事を頼まれた時がとてもおいしく、こちらの要望が通りやすくなります。
より詳しくはこちらの名著に書いてあります。
スピードを上げまくるより、1発で終わらしていく
もしあなたが、どうしても物理的に作業を早くすることに限界を感じているのならこの方法をおすすめします。
スピードを上げすぎるとどうしてもミスの確率が大きくなり、結果として時間がかかります。
自分が出せるMAXのスピードの70%くらいのスピード感でミスなくタスクをこなしていった方が、結果として早く終わります。
私のお世話になった上司は、途中で細かいミスをしてもそれが気にならなくなるほどの物理的なスピード感であったので、トータルとして速く終わっていましたが、これができる人って結構限られてくると思います。また、そこのレベルまでに達するのに時間がかかります。
今の力量で、最大限スピード上げたいのであるなら、タスクを一発で終わらせることを意識してみてください。
作業前後の時間に目を向ける
これは、どういうことか簡単にいうと、作業をする前の準備や片付けを最短で終わらせるという考えです。
いい例が、こちらの本にあったのですが、
ロンドンからマンチェスターへの乗車時間の話です。旅費を節約するため前売りの乗車券を買うと、特定の列車に乗るために、人々は余裕を持って駅にいることになります。しかし、実際は、待ち時間の間に、2本くらい自分が乗る電車より早い電車が出ていき、その電車には空席があるという話です。*空席を確認できるモバイルアプリがなかったので、そういうことがあったそうです。
ここから、考えられるのは、電車の乗っている時間は変えられなくても、その前に工夫できることはたくさんあるということです。
普段の仕事に置き換えると、作業に移る前の準備を最短で終わらせるような環境を作っておくことが、トータルの作業時間の短縮に繋がります。
ロッカー、机の上を整理整頓する
一つ前の項目の延長ですが、
必要な情報をすぐに取り出して、判断を速くするのに重要です。
私の上司もそうでしたが、本当にロッカー、机の上が整理整頓されていました。
定期的に断捨離をし、見た目をスッキリしていましたし、他部署からの問い合わせがあった時に、場所に迷わずファイルを開いていました。
また、共有のファイルも常に上司が整理していたので、部下も探すのには苦労はしませんでしたし、対応が早くできていました。
まとめ:【悔しいけど否めないあなたへ】仕事が遅いと言われた時の改善方法
いかがだったでしょうか?
仕事が遅いと言われた時の改善方法を解説してきました。
全部をいきなり実践するのは大変なので、おすすめは、70%くらいのスピード感でミスなくタスクを終わらせた方が、現時点の力量で1番早く仕事を終わらせられると思います。
私も頑張ります!共に戦いましょう!!
それでは!!
追伸:スピードを落とさないためにメンタルの安定が必須です
やはり、仕事のスピードを落とさないためには、メンタルの安定が必要だと思います。いい本があるので紹介しますね。
こちらの本はストレスに対しての向き合うコツが網羅されており、実践的な内容になっています。私が、仕事や転職、異動で辛かった時に、乗り越えれたのはこの本のおかげと言っても過言ではないです。
特に響いたのが、「内向的な人ほど人の気持ちが分かるし、ビジネスでは失敗しにくい特徴をもっている」という趣旨の内容が書かれており、自分がかなり内向的な性格なのでグサッと刺さりました。
一度身につくと、一生涯役に立つスキルなので、ぜひこの機会に一読を!!
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