放射線技師の仕事は辛い?結論辛いこともありますけど、私はやりがいも感じています

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「将来、放射線技師になりたいけど、放射線技師の仕事って辛いの?」
「手に職つけたくて放射線技師になりたいけど、実際どうなのか現役の声が聞きたい」
「ドラマで、スポットが当たった職業だけど、リアルはどんな感じなの?」

といったことに対してお答えします。

こんにちは、おたけです。簡単な経歴です。

  • 現役放射線技師9年目
  • 大卒→大学病院5年→民間総合病院4年目
  • クリニックの経験もあります
  • 核医学以外は手をつけました

結論、辛いことはありますが、私はやりがいを感じています

結論から言いますと、放射線技師の仕事で辛いと感じることは山ほどありますが、それでもやりがいを感じています。

まず最初に分かって頂きたいのが、仕事はどの職業でも多かれ少なかれ辛いと感じることはあるということです。なぜなら、仕事は、基本的に面倒なことや大変なことを請け負って、それの対価としてお金をもらう構造になっているからです。

例えば技師の仕事でいうと、検査が激混みして疲労したり、時には理不尽なことを言われたり、理不尽な状況に陥ることもあります。それでも、患者さんから感謝の言葉をもらったり、スタッフさんから感謝されたりすると、やはり心が満たされます。また、この職業は職人的なところがあるので、技術が身につき、できることが増えるとやはり楽しいものです。

とはいえ、放射線技師の仕事が、世間一般的な職業に比べて仕事が辛いのではないかと思われる方がいるかと思います。そういった方に向けて、私自身の今までの知見や、同業者の方から聞いた話で特に、この仕事で辛いと思ったことを述べていきたいと思います。

放射線技師の仕事で特に辛いと思うこと

  • 技術が身につくまで心折れそうになる 
  • 人間関係が大変 
  • ビジネスの勉強などを自分からしないと社会からガチで取り残される
  • やっぱり夜勤、当直は体にこたえる
  • 国立大卒の人には給料が見合わないのではないか

技術が身につくまで心折れそうになる

医療職全般に言えることなのですが、臨床は教科書通りにはいかないので、仕事を覚えるときは、ほとんど本番が練習みたいな状況になります。実際にやって覚えていくといったところです。時には、なかなか上達せずに悩んだり、上司や患者さんに怒られたりする場面があります。そういったところが、つらいと感じます。

しかし、これは誰しもが経験するもので、アウトプット、インプットの繰り返しで技術が身についていきます。私の場合は、特に1〜3年目までが特に辛かったですが、一度身につくと安定して仕事をこなすことができますので、できるようになるまでが最初の難関だと感じています。

人間関係が大変

前の職場の上司から言われた忘れられない言葉があります。

この仕事でなにが大変って、人間関係だよ。

その人は、すごい仕事ができる人だったので、余計に刺さりました。

いったい何が大変なのか?これに関しては、色々あると思います。例えば、同期、上司、他職種、患者さんとの関係です。それ以上具体的なことは、上司は言わなかったですが、私の経験上「たぶん1番辛いのはこれじゃないかな」と感じるものがあります。

それは、昭和、平成の教科書を令和に持ち込む人たちだと思います。

つまり、時代に合わせて変化せず、昔の価値観を押し付ける人たちです。具体的に言うと、怒鳴ればどうにかなると思っていたり、俺は昔こうしているから、お前もこうしろといった価値観を押し付けてくる人がいるということです。この傾向は医療業界に多いと思います。その理由は、次の章で詳しく説明しますが、私自身それに悩みましたし、やはり、どの職場でもその話は聞きます。

ビジネスの勉強などを自分からしないと社会からガチで取り残される

個人的にこれは強く主張したいところです。医療職は本当に特殊で、ビジネススキルとかなくても、医療の仕事ができれば、それだけで食っていけます。しかし、逆を言うと、医療の仕事以外のことは自分で勉強する習慣がないと社会から取り残されますし、損をします。そこが辛いところだと思います。

具体的には、マネーリテラシーが低いと、稼いだお金を大切に扱えないですし、ビジネス本を読んでいないと職場の会議を効率よく進めることができなかったり、マネジメントもうまくできません。

また、近年のAIの進歩で今後、医療職の仕事も激変していく可能性がでてきました。そういった中で、情報感度を高めていないと今までのやり方では、仕事に困難が生じるかもしれません。

もちろん本業の勉強が最優先ですが、それ以外の勉強をする習慣というものがスキルとして身についている必要があります。

やっぱり夜勤、当直は体にこたえる

そもそも夜勤と当直の違いなんですが、ざっくりいうと夜勤は、夕方くらいから次の日の朝までの勤務で、当直は、日勤からそのまま次の朝まで勤務をするといったものになります。

私は、まだアラサーなのですが、やっぱり夜中をぶっ続けで仕事をするのはなかなか堪えられません。体はもちろんですが、精神的にやられます。夜中の3時くらいにCTをお願いされたり、仕事なんですけど、それでもやっぱりつらいものがあります。

もう少しで10年くらいの経験年数になりますが、いつかは慣れるだろうと思いましたが、やはり慣れるものではありません。ちなみに、私の上司も同じことを言っていました。

唯一のメリットとしては、当直だとお金が稼ぎやすいです。施設にはよりますが、1回1万以上は相場ではないでしょうか。完全2交代の夜勤だとマジで少ないです。私の経験だと経験3年目で1回2,000円のインセンティブです。流石に少なすぎませんかという話です。

国立大卒の人には給料が見合わないのではないか

私は、私大卒なのですが、国立大卒のような本当に賢い人たちには、給料が見合わないのではないかと思います。

医療職で生きていきたいという人であればいいのですが、人生において収入を重視するのであれば、実力主義の人事評価をする職場を選ばなければいけないですし、そうでなければ年功序列で辛い目に遭うと思います。一般的に医療系の学科を経由するのであれば、医療機器メーカーに就職した方が給料はいいと思います。

逆に、病院のいいところは、他の業種に比べ社会の情勢に影響されにくく、給料が安定していること、就職した病院の経営がよければ、それなりにもらえると思います。

最後に:職場選びが結構大事です

放射線技師の辛いところをつらつらと述べてきましたが、もう一つ真実を言っておかなければなりません。

お気づきの方がいるかもしれませんが、やりがいや辛いと感じることは、結構施設によって違います。理由は、病院ごとで方針と集まる人が違うからです。

例えば、大学病院であれば、やはり大学病院としての役割を果たすため、医療画像に求めるクオリティが高かったり、こだわりが強い方が集まる傾向が強いです。そういった中で、同じ価値観を持って仕事をしたいのであればいいのですが、そうでない人がいくと本当につらいと思います。過去の自分がそうでした。

じゃあどうしたらいいのか?という答えなのですが、なるべく事前に施設の特徴を調べておくことが重要です。1番は見学で、次にいいのは実際に働いている方や、先輩に話を聞くことです。あなたの住む県で「3大仲が悪い病院」という情報が入るかもしれません。←ちなみにこれは私の実体験です。

あとは、私の大学病院、総合病院、クリニックで働いた経験から得た職場選びのポイントをまとめた記事がありますので、コーヒー飲みながらどうぞ。

>>【放射線技師を目指す学生へ】失敗しない就職活動を解説

追伸1

そもそも辛いと感じないようにするためのメンタル作りが結構大事だったりします。

こちらの本はストレスに対しての向き合うコツが網羅されており、実践的な内容になっています。私が、今まで潰れなかったのは、この本のおかげと言っても過言ではないです。

特に響いたのが、「内向的な人ほど人の気持ちが分かるし、ビジネスでは失敗しにくい特徴をもっている」という趣旨の内容が書かれており、自分がかなり内向的な性格なのでグサッと刺さりました。

就職、転職してからも引き続き使える内容なので、ぜひこの機会に一読を!!

追伸2

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